富山県内でLPガス事業を展開する、日本海ガス、高岡ガスサービス、丸八の3社は8月21日、県内のLPガス充填と配送業務などの共同化に関する業務提携で基本合意したと発表しました。
ボンベ配送やガス充填を共同化することによる効率化、さらにIoT(モノのインターネット)の活用などを進め、全体の業務効率化を目指します。
現在は基本合意が発表された段階で、具体的な提携内容は不明ですが、充填や配送を目的とした新会社を設立することになると見られます。

すでに関東地方では、ミツウロコ、ミライフ、三ツ輪産業、三愛石油、橋本産業の5社が、同じく充填・配送の効率化を目的として新会社を設立する動きとなっています。また今年8月には東京ガスリキッド、アストモス、ENEOSグローブの3社が、新会社「ガスクル」を設立、業務開始しています。

LPガス業務の中でボンベ配送業務は、人手不足となりがちであるとともに、コストの上でも重荷となっています。IoTの導入を進めることにより、最適なタイミングでのボンベ交換を実現することが可能。さらに専門の会社を設立することにより、サービス内容の向上が見込まれます。
全体的な業務効率が進むことになれば、各家庭へ販売する小売り料金の低価格化を期待することができるでしょう。

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