LPガスの元売り事業者であるENEOSグローブとジクシス、販売事業者である三ッ輪ホールディングスの3者は、カーボンニュートラル(CN)LPガスの販売・導入を行うと発表しました。
既に元売り事業者としてはアストモスエネルギーがCNLPガスの供給を開始しており、販売事業者ではサイサンなどがカーボンオフセットLPガス、CNLPGを販売しています。
元売り事業者や大手小売り事業者が相次いでCN、カーボンオフセットの販売に動いており、今後LPガス業界ではこの動きがさらに広がることになるでしょう。
ENEOSグローブは、4月1日からCNLPガスの販売を開始。アメリカの国際NGO団体が認証したカーボンクレジットを購入し、LPガスの採掘から燃焼に至るまでに発生する温室効果ガス(二酸化炭素など)をオフセット(相殺)して、温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにします。
ジクシスも同じく4月1日から特約店向けにCNLPガスの販売を開始しています。
併せて自社の輸入基地や事務所などの事業活動に関わる温室効果ガスの排出について、ボランタリー・カーボンクレジットを活用することでカーボンオフセットを実施しています。
同社が調達するカーボンクレジットは、温室効果ガスの削減だけでなく、生物多様性の保護や地域住民の農業や教育支援への貢献も見込まれています。