石油情報センターが発信している5月31日時点での一般LPガス小売平均価格は、11ヶ月連続で値上がりしました。
平均価格は販売量10立方メートル使用時の税込みのガス料金を基準としています。また、全国の主要都市での料金を総計したものとなっています。
具体的な金額ですが、前月比で123円上昇して8682円となっています。
平均価格が値上がりするのは11ヶ月連続で、同時に8か月連続で過去最高値を更新しています。
国内のLPガス小売価格は、かつてないほどに値上がりしている状況です。
これは、コロナに端を発し、今年に入ってからのロシア・ウクライナ問題の影響を大きく受けて、LPガスの輸入価格が高騰しているからです。
しかし、ここ1~2か月の動きを見ると、サウジアラビアからのLPガス輸入価格がようやく下落し始めています。
国内の小売料金は5月も値上がりしていますが、6月から7月にかけては落ち着いてくるはずです。
今後、現在契約中のガス会社から輸入価格の高騰が理由による値上げ通知が来た場合には、疑問符を持って適切な値上げであるかどうか確認されてみてください。