ガスワンのボンベでお馴染みのサイサンは、LPガス小売り事業でネパールへと進出しました。現地のガス会社「NLガス」の株式を51%取得し子会社化するとともに、今後社名を「ガスワン・ネパール」へと変更する予定。
11月3日には現地で式典を開催し、すでに事業を開始しています。
当面はすでに充填所が建てられているエリアのみで営業を開始しますが、順次供給エリアを拡大し、最終的にはネパール国内全域での供給を見込んでいます。
日本国内ではすでに需要が飽和状態となっているため、近年ではLPガスに限らず国内のエネルギー事業者の海外進出が積極的に行われています。ガスワングループとしては、中国・モンゴル・ベトナム・オーストラリア・インドネシア・バングラデシュに続く7か国目の進出となります。
ネパール国内では、LPガスの需要が拡大傾向にあり、市場が年率で5~10%増加しています。一方でかつての日本国内のようにガス事故が多発している状況が問題視されている状況です。今回のガスワンの進出により、日本の高い技術力がネパールでも活かされることで、事故件数の減少も見込むことができるでしょう。