中東産LPガスの日本向け長期契約価格「CP」の11月分出荷価格は、プロパンが先月よりも10ドル上昇し610ドル。ブタンは前月比5ドル上がり620ドルとなりました。(1トンあたりの価格)
北米産LPガス価格の指標となるMB(モントベルビュー)価格は、29ドル下落して355ドルとなっています。
CPの上昇は4ヶ月連続です。
CPやMBは、日本国内で流通するプロパンガスの価格に大きく影響しています。今年夏ごろには落ち着きを取り戻していたCP価格ですが、再び上昇する気配を見せています。
日本国内で流通するLPガス価格も今冬にかけて上昇するのではないかと推測されます。
※CPとは、サウジアラビアの国営企業・サウジアラムコが公表している「輸出国に対する取引金額」です。サウジアラビアは、現状LPガスの最大輸出国であるため、CP価格は日本国内のLPガス小売価格に大きく影響しているのです。
CPの価格が上昇したということは、日本国内で流通するプロパンガスの仕入れ価格(中東産に限る)が高くなったということです。
MBとは、北米産のLPガス価格です。CPと同様に日本国内のLPガス料金を左右していますが、CPほどの影響力はありません。