ニチガスは11月28日、グループ再編による組織変更後にガス導管事業を承継する会社名を発表しました。

株式会社エナジー宇宙(カブシキガイシャエナジーソラ)」

が正式名称でニチガスの100%子会社です。

株式会社エナジー宇宙の概要
商号株式会社エナジー宇宙(英語名 Energy Sola Platforms Co., Ltd.)
本店所在地東京都渋谷区代々木 4-31-8
代表者代表取締役社長執行役員 吉田 恵一
事業内容エネルギープラットフォーム事業
資本金450 百万円
決算期3 月 31 日

エナジー宇宙は、都市ガス導管事業をはじめとして、LPガスのインフラ(ボンベの充填や配送など)などを担います。

2014年1月1日から

  • エネルギー小売事業が日本瓦斯(ニチガス)「LPガス・都市ガス・電力問わず実際に消費者と契約するのがニチガス」
  • 導管事業などのプラットフォームをエナジー宇宙「都市ガス導管の敷設や管理・LPガスボンベ充てんや配送などの管理をするのがエナジー宇宙」

この二社に集約されます。

現状では、ニチガス本体とその子会社である「東彩ガス」「東日本ガス」「北日本ガス」が小売と導管事業を各々行っている状態。

参照記事:2024年から東彩ガス・東日本ガス・北日本ガスがなくなる

今回の再編で4社の小売事業をニチガスに集約、それ以外のプラットフォーム事業・いわば裏方部門がエナジー宇宙に集約されます。

現状で東彩ガス、東日本ガス、北日本ガスの都市ガスやLPガス契約中の方は、来年から契約会社がニチガスに変わります。神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県にあるニチガスを含む4社の都市ガス導管は、エナジー宇宙が管轄することになります。

※ニチガスも限られた区域で都市ガス導管事業を行っていますが、エナジー宇宙管轄になります。

形としては、東彩ガスが名称変更してエナジー宇宙に変わることになります。

小売事業とプラットフォーム事業を分社するのは、近年におけるエネルギー業界の主流です。

例を挙げると、

  • 東京ガスが小売事業、東京ガスネットワークが導管事業
  • 東京電力エナジーパートナーが小売事業、東京電力パワーグリッドが送配電事業

というように、小売事業とインフラ事業を分社するのは、近年ではスタンダードになっています。

エナジー宇宙の代表取締役社長には、現ニチガス代表取締役専務執行役員の吉田恵一氏が就任。

グループ再編で業務効率を向上する狙いですが、今後どのように事業展開されるのでしょうか。

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