この記事では、東京都台東区の都市ガスとプロパンガス料金の比較をしています。
都市ガスとプロパンガス(LPガス)は、それぞれ日本中で普及していますが、値段の決め方や成分などが大きく異なります。
台東区では、都市ガスとプロパンガスどちらの方が安いのでしょうか?
ここでは両者の違いを加味して、目安となる料金や特徴を記載しています。
この記事は次のような人におすすめ!
- 台東区にお住まいで、プロパンガスから都市ガスへの変更を考えている方
- これから台東区に引越し予定で、物件選びをしている方
- 台東区の都市ガス供給エリアを知りたい方
当社では、プロパンガス会社の切り替えを承っています。戸建住宅にお住まいでプロパンガス会社を変更して料金を安く抑えたい方は、お気軽にご相談ください。
目次
台東区の都市ガスとプロパンガス料金比較表
東京ガスの料金 | |||
使用量(単位:㎥) | 請求額(単位:円|税込) | ||
11 | 2527 | ||
22 | 4266 | ||
44 | 7476 |
※2024年10月検針分の原料費調整後の金額で計算(小数点以下は切り捨て)
台東区のプロパンガス平均価格
基本料金:1,734円(税別) | 従量単価:561円(税別) | ||
使用量(単位:㎥) | 請求額(単位:円|税込) | ||
5 | 5,002 | ||
10 | 8,083 | ||
20 | 14,146 |
※出典:「エネ研・石油情報センター」2024年8月東京都城北地域平均料金から計算
※従量単価は10㎥の合計金額から算出(小数点以下は切り捨て)
戸建住宅でご案内できるプロパンガス料金 | |||
基本料金:1500円(税別) | 従量単価:280円(税別) | ||
使用量(単位:㎥) | 請求額(単位:円|税込) | ||
5 | 3190 | ||
10 | 4730 | ||
20 | 7810 |
※プロパンガスは個々で見積もりするサービスです。適用される料金は環境により異なります。
※台東区のプロパンガス料金より
- プロパンガス5㎥≒都市ガス11㎥
- プロパンガス10㎥≒都市ガス22㎥
- プロパンガス20㎥≒都市ガス44㎥
台東区の都市ガス料金
都市ガス料金は、一般的に各社のホームページ上で公開されていて透明性が高いことを特徴としています。
変動の基準となる単価や基本料金・原料費調整額も含めてホームページ上で公開するのが通常です。
台東区の一般ガス導管事業者
都市ガスは、地下にガス管を埋設して供給するサービスです。
敷設工事を行った会社を「一般ガス導管事業者」と呼びます。一般ガスとは、都市ガスを指しています。
台東区の都市ガス小売事業者
- 東京ガスなど
小売事業者が実際に消費者と供給契約を結ぶことになる会社です。
都市ガスの小売事業は、自由化されていますので選ぶことができます。
電気を東京電力から新電力に変えられるのと同じで、新都市ガス会社へ切り替えができるようになっています。
つまり台東区で都市ガスを使用する際には、東京ガスと契約する以外にも選択肢があるのです。新都市ガス会社に変えることにより、さらに安くできる可能性があります。
台東区で選ぶことができる新都市ガス事業者は台東区の都市ガス会社一覧に掲載しています。
台東区のプロパンガス料金
プロパンガスは、自由料金制のサービスです。
都市ガスとは違い、基本料金や1㎥あたりの単価がいくらで設定されるのかは、戸建か集合かなどの環境によって変わります。
このページでは、公開されている平均価格と当社が台東区でご案内できる一番安い料金を記載していますが、「絶対にこの料金になるのではない」という前提でご覧ください。
台東区ではプロパンガス料金が安い
東京都郊外は、プロパンガス事業者数が少なくありません。
都心では都市ガスの普及が広く進んでいるものの、郊外ではプロパンガスが一定の割合で利用されており、たくさんの企業が競合しているのです。
もしも戸建住宅で都市ガスを使いたくても物理的に難しいお宅や、費用面で都市ガスの導入を躊躇している方は、事業者を変更して「プロパンガス代を安く抑える」ことを考えても良いでしょう。
プロパンガス切り替え相談・開栓予約
一戸建てで持ち家の方は、プロパンガスをとても安い料金で使用できる可能性があります。
ただしプロパンガスを安い料金で維持するためには、定期的に料金を見直す機会が必要です。
戸建住宅のプロパンガス切り替えや引越し予約は、当社で承っています。安いプロパンガス会社と契約したいと考えている方は、お気軽にご相談ください。
都市ガスとプロパンガスの値段を比較する際の注意
日本中で利用されている都市ガスとプロパンガスですが、そもそも成分が異なるなど、様々な違いがあります。
上記の価格表は、あくまでも数字上のデータです。
それぞれの物件で使用するガス機器の性能など、環境によって使用量が変わることがあるので、差額は目安としてご覧ください。
都市ガスとプロパンガスではカロリーが違う
都市ガスとプロパンガスでは、熱を生み出す力「熱量(カロリー)」が違います。
例えば同じ量のお湯を沸かす際、都市ガスの方が2.2倍のガスを使わなければなりません。
- プロパンガス5㎥≒都市ガス11㎥
- プロパンガス10㎥≒都市ガス22㎥
- プロパンガス20㎥≒都市ガス44㎥
このページでは、台東区にフォーカスして都市ガスとプロパンガスの違いを解説しています。全体的な両者の違いに関しては、別ページでさらに詳しく解説していますのでご覧ください。
都市ガス料金は平等に決められる
都市ガスとプロパンガス料金を比べる際、もっとも重要な点です。
一戸建てか集合住宅は関係ありません。すべての方に対して、同じ条件で値段が決められます。仮に都市ガス料金が値上げされたとしても、「みんな一緒に値上げされている」のです。
都市ガスは、料金が公平で透明化されています。仮に都市ガス料金が高かったとしても「皆さん共通して高い」のです。
割引プランが適用される可能性
上記の表に記載している都市ガス料金は、割引されていない一般プランです。
お住まいで使用するガス機器によっては、掲載している料金よりも安く使える可能性があります。
プロパンガス料金は建物により違う
一方のプロパンガスですが、都市ガスとは違い、環境によって料金を含む様々な点が異なります。
基本料金や1㎥あたりの単価がいくらで設定されるのかは、その建物・部屋ごとに違うのです。
さらに会社数が限られる都市ガスとは異なり、台東区に供給可能なプロパンガス会社は多数あります。
上の項目でプロパンガス平均価格と最安値を記載しましたが、これらの金額が必ず適用されるのではありません。仮定の値段で計算していますので、都市ガスとの差額は目安としてご覧ください。
この点で都市ガスとプロパンガスでは、大きな違いがあるのです。
集合住宅のプロパンガス
さらにアパートなど小規模集合住宅のプロパンガス料金は、高めに設定される傾向があります。記載している最安値料金で使用することは難しく、平均価格以上になるかもしれません。
プロパンガス供給の集合住宅に引越し予定の方は、十分にご注意ください。
当社では、集合住宅のプロパンガス供給物件にお住まいの方からの口コミや相談を多くいただいています。実際にプロパンガス代が高くて困っている方がたくさんいらっしゃいます。
これからお引越しの方、すでにプロパンガス利用中の方も以下のページをあわせてご覧ください。
戸建住宅のプロパンガス料金
戸建住宅のプロパンガスは、新築住宅や賃貸住宅を除き一般的にはガス会社を選ぶことができます。
戸建住宅では、非常に安い金額が適用できることも少なくありません。環境によっては、都市ガスに匹敵する安値で使用できます。
これからプロパンガス供給の戸建住宅へ引越し予定の方は、以下のページをあわせてご覧ください。
プロパンガス会社の切り替えや引っ越し予約に関しては、当社でご相談を承っています。
都市ガスとプロパンガスどちらが良いのか?
都市ガスとプロパンガスは、それぞれメリットとデメリットがありますので、一概にどちらの方が良いサービスなのかを断じることは難しいでしょう。
料金差額に関しては、ケースバイケースで異なります。
プロパンガスを安く使用できる環境であれば、逆に「都市ガスの方が値段が高い」こともあり得ます。戸建住宅や分譲マンションなど大型集合住宅が該当します。
- 都市ガス料金は公平、戸建住宅か集合住宅は関係ない。
- プロパンガス料金は不公平、戸建か集合によって大きく変わる可能性がある。(アパートなど小さい集合住宅は特に注意が必要)
一般的には、都市ガスの方が値段が安くプロパンガスは高いというイメージを持っている方が多いでしょう。
プロパンガス料金は、不透明な部分が多く大きな課題を抱えていることに注意が必要です。
少なくとも料金面だけで考えると、都市ガスを使える(選べる)状況であれば、都市ガスを選択するのが無難でしょう。
ただプロパンガスにも災害に強いなどのメリットがあります。どちらもメリットとデメリットがあるので、それぞれの生活に合ったサービスを選ぶのが良いでしょう。⇒LPガスの解説
一人暮らしの賃貸アパートはプロパンガス代が高い
台東区の都市ガス普及率
供給区域内の一般世帯数 | 家庭用メーター取付数 | 供給区域内家庭用普及率 | |
---|---|---|---|
東京ガスネットワーク | 96,627世帯 | 109,085個 | 112.9% |
一つの供給地点に複数のメーターを取り付けていることもあるため、都市ガスの普及が進んでいる地域では、普及率が100%を超えることがあります。
台東区の都市ガス供給エリア
台東区では、東京ガスネットワークが都市ガスの導管を敷設した一般ガス導管事業者です。
台東区内のすべての町名(区域)に都市ガス導管が敷設されています。「すべての建物で都市ガスが使える」という意味ではありません。
都市ガス供給エリア内でもプロパンガス物件はある
都市ガスを利用するためには、建物に都市ガス管を引き込まなければなりません。
新たに引き込み工事を行うには、費用が必要です。
特に集合住宅においては、導入費用が高いこともあり、あえて都市ガスを引き込まずにプロパンガスを使用している建物も少なくないのです。
台東区でプロパンガスから都市ガスに切り替える
引き込みできる場所まで都市ガス導管が敷設されていれば、プロパンガスから都市ガスに変更することは可能です。
ただし、上述した通り引き込み工事には、まとまった初期費用が必要です。安くても数万円は必要になるでしょう。
工事費の計算方式は、導管事業者によってそれぞれ異なります。プロパンガスやオール電化などから都市ガスに変えたいと考えている方は、東京ガスネットワークに問い合わせてみましょう。
参照:東京ガスネットワーク・プロパンガスから都市ガスへ切り替えシミュレーション
また当然ながら、都市ガスに変更することを決定できるのは、持ち家の方に限ります。
戸建・集合問わず「賃貸住宅」にお住まいの方は、自身の意思で都市ガスの引き込みはできませんので、オーナーや管理会社へ相談しましょう。