愛知県東部と静岡県西部を中心として、都市ガス・LPガス事業を展開するサーラコーポレーションは1月12日、グループの都市ガス事業会社・中部ガスと、LPガス事業会社・ガステックサービスの本社機能を統合したと発表しました。両事業者内で重複しているまたは、競合している業務を統合し効率化を進めることによって、顧客サービスを向上させることが狙い。中部ガスの鳥居代表取締役専務が社長に昇格し、ガステックサービスの社長を兼務するなど、両社の役員体制も兼務する形とします。

2016年に電力、2017年には都市ガスの小売りが全面自由化されたことを受け、エネルギー業界は全体的に活性化が進んでいます。これまでは閉塞的であったエネルギー業界で競争が活発になったことによって、業界内ではこのような業務効率化を行い、より良い顧客サービスを展開することが急務とされています。
LPガスと都市ガス事業の両方を展開している企業グループは多くありますが、これまでは別会社での展開が一般的でした。競争を勝ち抜くためにこのような効率化は全国的に進められており、今回の中部ガスとガステックの統合もその一つとなります。

経営を統合することによって、コールセンターや保安管理など、どちらの会社でも必要となる業務を一本化することが可能になるなど、費用面での改善を期待することが可能。削減された経費部分を、顧客サービスの向上に充てると考えられます。
中部ガスの顧客数は23万4000件、ガステックサービスは21万3000件となっており、それぞれ中部地方では有力なガス会社のひとつとして知られている企業です。

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