中東産LPガスの日本向け長期契約価格「CP」の5月分出荷価格は、プロパン・ブタンともに前月よりも値下がりしました。
プロパンは35ドル下落し580ドル、ブタンも同じく35ドル下落し585ドル。(1トンあたりの価格)
北米産LPガス価格の指標となるMB(モントベルビュー)価格は、2ドル下落して414ドルとなっています。
CPやMBは、日本国内で流通するプロパンガスの価格に大きく影響しています。昨年夏ごろには落ち着きを取り戻していたCP価格ですが、昨年秋より再び上昇する傾向にあります。
※CPとは、サウジアラビアの国営企業・サウジアラムコが公表している「輸出国に対する取引金額」です。サウジアラビアは、LPガスの最大輸出国であるため、CP価格は日本国内のLPガス小売価格に大きく影響しているのです。
CPの価格が下落したということは、日本国内で流通するプロパンガスの仕入れ価格(中東産に限る)が安くなったということです。
MBとは、北米産のLPガス価格です。CPと同様に日本国内のLPガス料金を左右していますが、CPほどの影響力はありません。