中東産LPガスの日本向け長期契約価格(サウジCP)の8月分出荷価格は、プロパンが先月よりも70ドル上昇し470ドル。ブタンは前月比85ドル上がり460ドルとなりました。(1トンあたりの価格)
サウジCPは、日本国内で流通するプロパンガスの価格に大きく影響しています。
エネルギー危機の影響から高騰を続けていたサウジCPですが、落ち着きを取り戻しています。
今月は上昇しましたが、グラフを見ていただくと昨年の水準と比べると半値近くまで下落していることがおわかりいただけるかと思います。
※サウジCPとは、サウジアラビアの国営企業・サウジアラムコが公表している「輸出国に対する取引金額」です。サウジアラビアは、現状LPガスの最大輸出国であるため、このサウジCPは日本国内のLPガス小売価格に大きく影響しているのです。
サウジCPの価格が上昇したということは、日本国内で流通するプロパンガスの仕入れ価格(中東産に限る)が高くなったということです。
ただし、価格水準としては下落していますので、国内のプロパンガス料金は下がる傾向にあります。