中東産LPガスの日本向け長期契約価格「CP」の6月分出荷価格が公表されました。
プロパンは5月と変わらず580ドル、ブタンは20ドル下落し565ドル。(1トンあたりの価格)
北米産LPガス価格の指標となるMB(モントベルビュー)価格は、52ドル下落して362ドルとなっています。
CPやMBは、日本国内で流通するプロパンガスの価格に大きく影響しています。CP・MBともに、直近の数か月は下落傾向にあります。
※CPとは、サウジアラビアの国営企業・サウジアラムコが公表している「輸出国に対する取引金額」です。サウジアラビアは、LPガスの最大輸出国であるため、CP価格は日本国内のLPガス小売価格に大きく影響しているのです。
CPの価格が下落したということは、日本国内で流通するプロパンガスの仕入れ価格(中東産に限る)が安くなったということです。
MBとは、北米産のLPガス価格です。CPと同様に日本国内のLPガス料金を左右していますが、CPほどの影響力はありません。