中東産LPガスの日本向け長期契約価格(サウジCP)の11月分出荷価格は、プロパンが1トンあたり前月比20ドル上がり610ドル。ブタンは前月比50ドル上がり610ドルとなりました。
サウジCPは、ここ6か月間値下がりを続けていました。値上がりするのは7か月ぶりとなります。
プロパンとブタンの輸入価格は、今年4月まで急激に値上がりを続けており、一時900ドルを超えていました。かつてないほどの高騰から急激に下落し、10月分の出荷価格は600ドルを切っていました。
11月分の出荷価格は、久しぶりに上昇しています。
※サウジCPとは、サウジアラビアの国営企業・サウジアラムコが公表している「輸出国に対する取引金額」です。サウジアラビアは、現状LPガスの最大輸出国であるため、このサウジCPは日本国内のLPガス小売価格に大きく影響しているのです。
サウジCPの価格が上昇したということは、日本国内で流通するプロパンガスの仕入れ価格(中東産に限る)が高くなったということです。