資源エネルギー庁は2022年4月1日から、一般消費者による省エネを推進するため、エネルギー小売事業者の情報提供やサービスの充実度を同庁が調査し、ランク付けして公表する仕組み「省エネコミュニケーション・ランキング制度」の本格運用を開始しました。
対象となるのは、都市ガス、LPガス、電力の3分野。
3分野とも、得点率によって星の数五つから一つまでとランク外の6段階性で評価する仕組みになっています。
都市ガス、LPガスは130点満点で情報提供内容と情報提供方法で評価する仕組み。
「基礎点」部分は、
① 毎月の消費量の前年同月値
② 過去1年間の月別消費量と料金
③ 機器の使用方法工夫による削減量と削減額
④ 省エネ設備の性能と助成制度
⑤ 類似世帯比較
これらの提供度合いを90点で評価。
「加点」部分は、「時間ごとのきめ細かい消費量見える化情報提供」「省エネ意識の高まるタイミングでのプッシュ型提供」「閲覧率を高める工夫」などを評価し、最大40点に設定されています。
この取り組みは料金が高い安いなどということではなく、省エネ・脱炭素への取り組みを評価するものであり、カーボンニュートラルの実現に向けた制度となっています。
https://www.meti.go.jp/press/2021/03/20220331007/20220331007.html