ENEOSグローブは、10月出荷分のLPガス卸価格を明らかにしました。

1kgあたりプロパンが9月対比で8.9円高、同じくブタンが7.3円高となっています。卸価格なので、消費者宅へと供給される金額ではなく、消費者へ供給する小売り事業者への販売価格です。

国内の卸価格は、輸入価格や為替レートなどの諸条件によって変動します。プロパン・ブタン共に値上がるのは3か月連続となり、中東アジアからの輸入価格の指標であるサウジCPも値上がりしていることから、少なからず影響を受けていると考えられます。

ただ、卸価格が連続で上昇する一方、消費者へと供給される小売価格は5か月連続で下落しています。つまり小売業者がプロパンガスを仕入れる際の値段は上がっていますが、消費者へ供給される金額は逆に下がっているのです。
これは他社へとガス会社を切り替える消費者が増加しているなど、料金に対して厳しい目を向ける消費者が増えていることが原因だと考えられます。

当社のプロパンガス料金表

関連記事:ニチガス従量料金を値上げ