11月に入り暖房機器を使い始めている方も多いかと思います。暖房機器は灯油や電気、ガスを使用したものがありますが、その中でガスファンヒーターは、レンタルでの貸し出しをはじめる事業者が増えています。
レンタル事業は、主に都市ガス事業者の間で広がっていますが、都市ガス事業者の中にはプロパンガスも扱っている企業が多いので、プロパンガス業界でも暖房機レンタルが可能になっていくでしょう。

仕組みは各社様々ですが、一般的には10月から利用者宅へと設置し、翌年5月に回収する流れ。利用者としては、初期費用が不要になるほか、ストーブが不要になる夏場に収納するスペースを用意する必要がない、故障時には交換対応がある、など様々なメリットがあります。特に単身者や高齢者にはありがたいサービスと言えるかもしれません。

いち早くレンタル事業に取り組んでいるのは、北陸地方で都市ガス・LPガス事業を展開する日本海ガスで、2001年からサービスを開始しています。「ガスファンヒーター向け」の割引料金も設置し、貸与台数は初年度282台から順調に増え続け、今シーズンは2800台を見込んでいます。レンタル料金は機種によりますが、1シーズン3000円~4500円と安価です。

ガス代はもちろん別料金ですが、一般的には強力とされているガス暖房機を、この価格で導入できるのはお得だと言えるでしょう。また、以前はガス臭さがネックとなることもありましたが、機種の進化により近年のガスストーブは、臭いがほとんど気にならなくなっています。
灯油ストーブは非常に強力ですが、灯油の交換が必要になる上に、空気の乾燥が気になる方も多いようです。
電気による暖房は便利ではありますが、暖房機としての威力はあまり強くありません。

都市ガス各社は多くがレンタルを行っていますので、興味のある方は契約中のガス会社に問い合わせてみましょう。

当社のプロパンガス料金表