総合商社の伊藤忠商事は、インドでのLPガス販売事業を進める計画を立てています。同社の子会社であるイトチュウペトロリアムは、インドでLPガス輸入基地を運営する現地企業(ヒンドゥスタンイージスLPG社)の株式の2割ほどを取得することで合意しています。
既に伊藤忠商事は、2014年にシンガポールのイージスグループインターナショナル社の株式を取得済みで、インドへの輸出事業へ参画しています。今回、輸入基地の運営企業に出資することによって、インド国内での供給も勧めていく方針です。
インドでは、年間のLPガス需要量は年間2000万トンにのぼり、アメリカ・中国に次いで世界3位の市場です。需要量は更に増える見込みで拡大する市場で事業展開を進めていくことになります。
日本国内では、都市ガスの勢いに押される傾向にあるLPガスですが、世界全体では需要量が増加しているため、国外の市場に活路を求める日本企業は今後も増えていくでしょう。