静岡県東部でガス事業を展開する伊東ガス。同社が水道水を電気分解してアルカリ水素水を生成する家庭用電解水素水生成器のサブスクリプション(定額サービス)を開始して5ヶ月経過しました。

契約件数は、9月までに200件に達し、出だしは順調です。

伊東ガスの杉山秀也営業部長代理は「ガスの利益は原料価格や販売量によって変動する一方、サブスクは毎月、決まった利益が見込める。今後、契約数を数千件に増やし、ガスと電気に次ぐ事業の3本柱の一つに育てたい」と話します。

電解水素水生成器は、医療機器の認証を得たOSGコーポレーション製。伊藤ガスは、同社の販売代理店としてサブスクサービスを提供しています。

サブスクリプション契約の価格は、月額3850円(税込)。

電解水素水生成器とは

伊東ガスの電解水素水生成器販売
伊東ガスHP:http://www.ito-gas.co.jp/page.php?pid=K7TS461PK4

そもそも電解水素水生成器とは、水を電気分解して水素水・酸性水・浄水の3種類の水を生成する機器を指します。お住まいの水道水を生成器に通すことにより、これらの水を作り使い分けることが可能。

料理などに適している電解水素水と、洗顔などに良いと言われる酸性水を生成することができるため、一般的な浄水器とは機能が異なります。

伊東ガスでは、

  • サブスク(月額定額)型「MINE」
  • 買取据置型「Humanwater」
  • 買取アンダーシンク型「アルカリッチ」

の3種類を取り扱っています。

伊東ガスで契約することにより、同社スタッフによる点検サービスを受けることができるなどのメリットがあります。

現在、伊東ガスでは全社を挙げて提案活動に取り組んでいます。ガスの顧客(都市ガス1万件、LPガス7千件)にチラシを配布したほか、同社と契約のないオール電化世帯などにも幅広く提案しています。

結果、5ヶ月で200件の契約を獲得。目標とする年内270件、年間400件の達成も間近です。

OSGから水素水生成器の提案を受けたのは、今年に入ってから。同社は、海洋プラスチック汚染等に対応する「ステハジ」プロジェクトを展開しています。SDGs(持続可能な開発目標)達成を目指す2025年大阪・関西万博公式プロジェクト「TEAM EXPO 2025」の共創パートナーになっています。

一方、伊東ガスは今年の3月にSDGs宣言書を定め、その取り組みの中で月に一度、ボランティアで海岸清掃を実施しています。海に多くのプラスチックごみがあることを目の当たりにし、プラスチックボトル削減につながる水素水生成器の販売がマッチした形です。

伊東ガスでは、およそ2年前から若手チームが作られ、新しいアイデアを生かす取り組みが始められました。

水素水生成器の販売もその活動の一環として開始されており、同社の事業を支える新たな柱になる可能性を秘めています。

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伊東ガス概要

名称:伊東ガス株式会社

本社:静岡県伊東市湯川543番地

電話番号:0557-37-0061

HP:http://www.ito-gas.co.jp/index.php

設立:1932年2月15日