JERAは11月21日、燃料アンモニアの輸送に関する覚書を、株式会社商船三井、日本郵船株式会社の大手海運会社2社とそれぞれ締結したと発表しました。大型アンモニア輸送船の開発や安全な輸送体制の構築について共同で検討します。
JERAは、世界に先駆けて燃料アンモニアの製造から発電に至るサプライチェーンの構築を目指しています。
JERAは、碧南火力発電所(愛知県碧南市)で、2020年代後半にアンモニア発電の商用運転開始を計画。石炭との混焼で、アンモニアの熱量比は20%。燃料の確保に向けて、年間最大50万トンのクリーンアンモニアを調達する国際入札を実施中です。
単に調達するだけでなく、アンモニアの製造工程への参画も視野に入れています。
またサプライチェーンの構築に向けては、輸送体制の構築が未着手の課題として残っていました。発電燃料としてのアンモニアの消費量は、従来の肥料用途に比べて膨大になるため、船舶の大型化が不可欠、輸送方法の確立が改めて必要になります。
具体的な検討内容は、国内の発電所等に適した輸送船の開発や輸送・受け入れ体制の構築、船舶燃料としてアンモニアを使用した推進機関の実装・航行など。燃料アンモニア受け入れに関するルール形成に向け、各所への働きかけも行います。
商船三井と日本郵船は、大型アンモニア輸送船の開発にすでに乗り出しています。
日本郵船は、IHI原動機などと研究開発を進めており、9月に日本海事協会から基本設計商品を取得しています。
商船三井は、2021年11月、名村造船所、三菱造船と共同開発で合意しています。
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