Looopでんき(ループでんき)は新電力サービスのひとつ、離島を除く全国で電力の販売を行っています。スマートタイムONEは、プランの名前です。
Looopでんきは、国内ではじめて基本料金0円のプランを提供した元祖で現在も高い人気を誇っています。
毎月支払っている電気代を少しでも安く抑えられないかと考えている方は、ぜひLooopでんき・スマートタイムONEの申し込みをご検討ください。
「引越し先での予約」「現在のお住まいでの切り替え」など、新規でお申込みは、このページから手続きができます。
目次
スマートタイムONEの概要
- 基本料金が0円
- 料金単価が30分毎に変動する
- 契約手数料、工事費用無料
- 制約期間無し、違約金無し
- 基本料金0円の元祖・実績のある新電力で安心
基本料金0円
スマートタイムONEの特徴は、基本料金が0円であること。
さらに通常、三段階制になっている単位料金もひとつに統一されているのです。
電気料金は通常、契約アンペア数によって基本料金または最低料金がかかり、その上で電気使用量が第一段階、第二段階、第三段階と別れ、それぞれ段階別に単位料金が決められています。
電気の検針票をご覧いただくと、いろいろな項目があり、わかりづらいと感じる方も多いでしょう。
それに比べLooopでんきの料金体系は、「基本料金が無料」「単価が一段階のみ」と簡潔です。
スマートタイムONEの料金単価
スマートタイムONEの1kwhあたりの単価は、「固定従量料金」「電源料金」「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」で構成されています。
- 固定従量料金:毎月固定の料金単価(地域ごとに決まっている)
- 電源料金:30分ごとに変わる料金単価(市場価格に連動する)
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金(1.40円で固定)
基本料金は0円ですので、Looopでんきの電気料金は、
(固定従量料金+電源料金+1.40円)×電力使用量=電気代
このように計算されます。
- 再エネ賦課金(ふかきん):全国どこでも固定で1.4円です。
- 固定従量料金:「東京電力エリア」「中部電力エリア」など地域の大手電力会社ごとに決まっていて毎月固定です。
- 電源料金:電力の市場価格に連動する形で30分ごとに変動します。
固定従量料金表
基本料金0円 | スマートタイムONE(電灯契約) |
固定従量料金/kwh | |
東京電力管内 | 15.28円 |
関西電力管内 | 14.39円 |
中部電力管内 | 16.07円 |
東北電力管内 | 16.84円 |
九州電力管内 | 15.87円 |
中国電力管内 | 15.96円 |
北陸電力管内 | 15.09円 |
北海道電力管内 | 16.17円 |
四国電力管内 | 15.91円 |
沖縄電力管内 | 18.88円 |
固定従量料金は、お住まいの地域によって金額が固定されています。
電源料金
電源料金は、JEPXのスポット市場価格に基づいて30分ごとに金額が決まります。
取引価格の相場は、時間帯や季節によって異なります。
電力の需要が多い時には取引価格が上がりやすい、電力の需要が少ない時には下がりやすい
基本的には、このように値動きする傾向にあります。
年間で見ると、夏や冬は高くなりやすく、春や秋は安くなる傾向が強いです。
つまり電源料金がとても安くなるので「固定従量料金のみ」に近い金額になります。東京電力など、大手電力会社の料金と比べると格段に安い単価です。
一方で夜間には、電源料金が15円以上になる時間帯もあるため、大手電力会社と同程度の単価になります。
Looopでんきでは、顧客に安心していただけるよう、市場の価格を一日ごとにホームページ上で公開しています。
スマートタイムONEのポイントになるのが、この電源料金です。
市場連動型であることにより、「自身で工夫して電気代を安くすること」「市場価格が安い時には、顧客の単価も安くする(単価の下落を顧客に還元する)こと」ができる仕組みになっています。
特に現在は、市場価格が全体的に落ち着いて来ていますので、大手電力会社よりも安くなる可能性が非常に高まっています。⇒下記の大手電力会社との比較表に詳しく記載しています。
スマートタイムONEの申し込み
Looopでんきのお申込みはウェブ上の公式サイトより承っています。お申込み希望の方は、下記の画像をクリックしてお進みください。
最近の市場価格を知りたいという方も、公式サイトで確認ができます。
お引越し先でスマートタイムONEを予約する
Looopでんきは、お引越しの方も供給開始の予約ができます。
※新築住宅にお引越しの方は、供給地点特定番号が新規発番されるので、予約を受けることができません。はじめに大手電力会社で供給を開始した後に切り替える手続きが必要です。
申し込みにはクレジットカードが必須
個人のお客様のLooopでんき申し込みには、クレジットカード登録が必要です。
銀行口座引落しや請求書払いは承ることができませんのでご注意ください。ただ法人や屋号でお申込みは、口座引落しで受け付けることができます。
※口座引落しの手続きは、書面の申込書で承ります。ご希望の方はお問い合わせください。
スマートタイムONEがお勧めの方
スマートタイムONEは、基本料金がかからないので「使った分だけ電気代がかかる」という仕組みのサービスです。
また別荘やセカンドハウスなどの契約で、電力使用量が少ない(または無い)月がある場所でも大きなメリットを出すことができます。
その他にも
- 夕方以降の電気使用量が少ない
- 昼間に電気を多用するなど、電気の使い方をコントロールできる
- 蓄電池が設置されている
このようなお宅では、電源料金が安い時間帯に消費を多くすることができるため、差額を大きく出すことができるでしょう。
また「現在の単価」は、アプリやホームページ上で把握することができます。
「ご自身で現在の単価を把握して安い時間帯に電気を使う」という工夫をして電気代を安く抑えたいと考えている方は、スマートタイムONEが絶対にお勧めです。
⇒経済産業省HP
透明化された料金プラン
スマートタイムONEプランは、市場連動価格型という極めて透明性が高い料金システムを採用しています。
この図式で電気料金が決められることは記載しました。
この中で不明瞭な金額がまったくないことがおわかりいただけるかと思います。
Looopでんきは、自社の利益分を固定することにより、ピークシフトにより節約が可能な市場連動型プランを実現したのです。
ピークシフトによる節電・節約
ピークシフトは、近年になって使われはじめた言葉で「電気単価が高い時間帯(ピーク)を避ける」という意味です。
電力の市場価格には、時間帯や季節による相場があり常に同じ価格帯を推移している訳ではありません。
ピークシフトの考え方は、世界がカーボンニュートラル社会に向かうことと並行して主流になっていくでしょう。
スマートタイムONEのリスク(電気代が高くなる?)
スマートタイムONEに変更すると、どのくらい電気代が安くなるのでしょうか。逆に電気代が高くなることはないのでしょうか?
以下の図は、2023年1月から12月までの「各大手電力会社の料金」と「スマートタイムONE利用者の平均使用量から算出した料金」を比較した一覧表です。
前述したような「ピークシフトによる時間帯の工夫をした結果」ではなく、単純に平均使用量からの料金を比べた結果です。電気を使う時間を考えることにより、比較表よりも安くできる可能性が高くなります。
- マイナスの数字(赤色)の月は、大手電力会社よりもスマートタイムONEの方が高い
- プラスの数字(色)では、大手電力会社よりもスマートタイムONEの方が安い
とご認識ください。数字が大きいほど金額差が大きくなります。
一人暮らしの方の比較表
こちらは単身世帯の電気料金を比較した表です。
このように見ると1月は、電力の使用量が多い月ですので、市場価格が上がる傾向にあるためマイナスの数字が多くなっています。
2月以降の料金を見ると多くの地域でスマートタイムONEの方が安くなっていることがおわかりいただけるかと思います。
Looopでんきによる試算では、「10エリア中9エリアは、スマートタイムONEの方が安い」という結果です。
四国電力に関しては、元々の電気料金が安いため注意が必要です。電気を使用する時間帯を工夫すれば安くできるでしょう。
ファミリー世帯の比較表
こちらは家族4人のお住まいの平均使用量の比較表です。
家族世帯では、アンペア数が大きいことなどが影響して、一人暮らしよりも安くなる傾向が強いことがわかります。
「すべてのエリアでスマートタイムONEの方が安い」という結果です。
法人の比較表
こちらは電気用途をビジネスと選択して申し込んだ方の平均使用量の比較表です。
家族世帯と同じくアンペア容量が大きいことや、法人は昼間の電気使用量が多い傾向にあることから、さらに割安感が強まっています。
オフィスや店舗などで電灯契約の電気を使用している法人様は、スマートタイムONEへの切り替えることをお勧めいたします。
日中を営業時間としている企業様は、経費削減できる可能性が非常に高いでしょう。どの地域の法人様も、ぜひスマートタイムONEへの変更をご検討ください。
高圧電力や動力プランを契約中の法人様
ここまで一般家庭に向けた電灯プランの特徴を記載しました。
業務用電力(動力プラン)や高圧・特別高圧などでご契約中の方は、個別対応となります。通常の場合、年間の使用量などを伺った上での見積もり提出となりますので、複数月の検針票をご用意いただいた上でご相談ください。
Looopでんき・スマートタイムONEQ&A
Looopでんきの特徴は何ですか?
基本料金が0円なので、大手電力会社と比べて安定して削減ができることです。また30分ごとに単価が変わるので、電力単価が安い時間帯に電気を使うことでさらに節約できます。
Looopでんきに切り替えると、どのくらいお得になりますか?
Looopでんきに切り替えることで、大手電力会社よりも年間約10%の電気代削減が期待できます。ただし、具体的な節約額は使用量や地域によって異なります。
Looopでんきに変えることで、大手電力会社よりも絶対に安くなりますか?
市場連動型単価を採用しているので、絶対に安くなるとは言い切れません。ただ直近の数年では、市場単価が落ち着いているので、多くのお宅で電気代を削減できています。
初期費用はかかりますか?
Looopでんきと契約する際、初期費用はかかりません。
契約期間の縛りはありますか?
Looopでんきには契約期間の縛りはありません。お客様のご都合に合わせて、いつでも無料で解約が可能です。
Looopでんきの供給エリアはどこですか?
離島を除く全国でご利用いただけます。
引越し先でLooopでんきの予約はできますか?
引越し先でもLooopでんきをご利用いただけます。利用開始日までに中2日以上空いていれば、手続きが間に合います。申し込みはウェブ上で受け付けており、5分程度で完了します。⇒Looopでんき・引越し先の再点予約
Looopでんきに変えることで、停電の心配はありませんか?
心配ありません。送電線は従来の電力会社(一般送配電事業者)のものを使用するため、電力の安定供給は変わりません。また、万が一の際の対応も従来通り行われます。
電気代の支払い方法は選べますか?
お支払い方法は、個人のお客様はクレジットカードのみです。法人のお客様は、口座振替がお選びいただけますが、書面での手続きが必要ですのでお問い合わせください。
電気使用量や請求額の確認はどのように行いますか?
Looopでんきのマイページでご確認いただけます。パソコンやスマートフォンアプリから、過去の請求額との比較なども可能です。⇒Looopでんき・ご契約者さま専用マイページ
Looopでんきとプロパンガスセットはできますか?
Looopでんきはプロパンガスを取り扱っていません。
太陽光パネルを設置している場合、Looopでんきは利用できますか?
はい、利用可能です。むしろ、太陽光発電との相性が良く、より効果的に再生可能エネルギーを活用できます。
法人でもLooopでんきに契約できますか?
はい、家庭用だけでなく、事業者向けのプランも用意しています。従量電灯だけでなく、動力プランや高圧・特別高圧も取り扱っています。
電気料金の請求書は紙でもらえますか?
Looopでんきでは、紙の請求書や明細を発行しておりません。ほとんどのお知らせはメールで行い、重要事項のみハガキを送付しています。
この記事は、私が作成しました。
静岡県出身。エネルギー業界に10年以上携わり、特にプロパンガスや都市ガス、電力を専門にしています。またウェブサイトや記事も自身で作成します。ご意見や感想、指摘などありましたら、気軽にお寄せください。⇒著者情報