中東産LPガスの日本向け長期契約価格の指標とされているサウジCPの11月出荷価格は、プロパンが1トンあたり575ドル、ブタンは580ドルと、双方とも10月の価格から据え置きとなりました。

専門家の間では、10月分が急激に値上がりした反動で、11月は値下がるとの予想もあったようですが、原油高の影響もあり据え置きとなっています。

サウジCPの影響で、日本国内のLPガス販売価格は値上がり傾向にあり、すでに複数の小売り事業者が11月からの一般家庭への従量料金を値上げしている状態です。
今後冬が本番となり、ガスの需要がもっとも盛んな時期になっていきますが、サウジCPの動向如何によっては、さらに値上がりする可能性も秘めています。

一方で、値上げを実施せずに様子を見ている事業者もありますので、国内の消費者としては、事業者を変更するかどうか迷うところかもしれません。

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