シナネンは4月28日、ホーメックス株式会社(愛知県豊田市)と協力し、豊田市の汚水処理施設およそ260ヶ所に実質再生可能エネルギー100%の電力供給を開始したと発表しました。
ホーメックスは愛知県内を中心に上下水道維持管理などを手掛ける会社。汚水処理施設の運営を受託、市から施設管理料金の支払いを受けており、今回電力小売事業者であるシナネンと協力し4月1日から各施設へ供給する電力を再エネ100%としています。
「実質再生可能エネルギー100%」とは、電力の場合、発電から施設での使用まで一連の企業活動の中で発生する二酸化炭素を、Jクレジットの使用や別の場所での植林など、様々な手段を講じて相殺すること。つまり排出する二酸化炭素を別の手段で相殺(オフセット)することにより、「実質的に二酸化炭素を排出していない」ということになります。
今回の豊田市の施設では、非化石証書とJクレジットを活用することで、汚水処理施設の年間電力使用量である931842kw分の二酸化炭素を相殺できるとしています。
この削減効果に関しては、日本品質保証機構による第三者検証を受けています。
シナネンは、2020年11月から「シナネンあかりの森プロジェクト」を展開しており、積極的に森林保護による二酸化炭素削減に取り組んでいます。
日本国内では2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、大手企業を中心にガス・電力を再生可能エネルギー100%にシフトする動きが加速しています。