埼玉県越谷市に本社を構える東彩ガスと、埼玉県北本市の新日本ガスが2020年10月1日付で合併します。
両社は共にLPガス大手ニチガスのグループ会社であり、グループ内の再編成となります。この統合により東彩ガスは、埼玉県内に本社を構える都市ガスの導管事業者としては、武州ガスを抜いて最も多くの顧客数を持つ企業となる予定。
元々、東彩ガスと新日本ガスは、埼玉県東部を中心にLPガスと都市ガスを供給している企業。特にLPガスの供給エリアに関しては、重複している状況でした。
今回の合併の最も大きな目的は経営合理化であり、統一することにより営業拠点重複の解消をはじめとしてシステムやボンベ配送、コールセンターなど様々な場面での合理化が見込まれています。
ニチガスは7月1日、東彩ガスと新日本ガスを含めたグループ会社5社について、2021年12月を目途に小売部門を担う会社と、導管や託送を担う会社の2社に再編することを発表しています。
今回の合併は、この取り組みの第一段階となるもので、今後グループ内でさらに合併などの再編が進められることになるでしょう。
2020年5月末の都市ガス顧客数(他者エリアを含む)
東彩ガス21万件
新日本ガス8万件
2020年3月期のガス販売量
東彩ガス1億5437万立方メートル
新日本ガス6164万立方メートル